【ワシントン】米半導体の国内生産強化に向けた520億ドル(約7兆4200億円)規模の法案が重大な局面を迎えていた頃、ジーナ・レモンド商務長官は議会での支持を広げるため、トランプ政権の元安全保障担当者に接触するという、異例の手段に打って出た。  レモンド氏は、ドナルド・トランプ前大統領の国家安全保障担当補佐官であるH・R・マクマスター氏ほか3人のトランプ元政府高官を民主党や共和党の議員と共に招き、国防における半導体の重要性を説いた。