米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と米ツイッター社の各弁護団は6日、440億ドル(6兆2800億円)での買収案件が暗礁に乗り上げる中、デラウェア州衡平法裁判所での審問で幅広い議論を展開した。前半では弁護士らがキャサリーン・マコーミック主席判事を前に、証拠開示手続きについてそれぞれの意見を述べた。またツイッターの元セキュリティー責任者であるピーター・ザトコ氏の内部告発を、マスク氏が自身の反訴に加えることなどについても議論するとみられる。マスク氏側弁護士、アンドリュー・ロスマン氏はツイッターについて、「彼らはわれわれの基本的な質問に答えていない」とした。また10月に予定されている非陪審審理についても、現在のスケジュールでは実施できないことが明らかだとして、11月に延期することを求めた。