米血液検査会社セラノスの創業者で詐欺の有罪評決を受けたエリザベス・ホームズ被告は連邦裁判所に再審を請求した。検察側の重要な証人の1人が自宅を訪れ、ホームズ被告の裁判で果たした役割について後悔の念を示したことを受けたものだという。新たな裁判書類で明らかになった。6日に提出した書類でホームズ被告は、自身の詐欺罪を巡る裁判で5日間にわたって証言したセラノスの元研究所長アダム・ローゼンドルフ氏が8月8日、同被告の自宅に事前連絡なしに現れたと述べた。ローゼンドルフ氏はこの時、ホームズ被告のパートナーに話しかけ、セラノスが立派で有意義なことをするために大いに努力していたとした自身の証言を当局が曲解し、「よく眠れないほど」罪悪感を覚えたと語ったという。