米国では多くの企業幹部が、夏休みが終わったレーバーデー(9月の第1月曜日)後がオフィス復帰を促すのに最適な時機と考えている。これまでランチをふるまうなどしてオフィス復帰を促してきたが、一段と強硬な姿勢を強めている。社員はこの秋から出社が求められ、拒否すれば通告を受けるという。アップルやプルデンシャル・ファイナンシャル、BMOファイナンシャルグループといった企業は9月から、米国内のオフィスで出社要請を広げる計画だ。アライ・ファイナンシャルのような一部企業はここ数週間、社員にオフィス復帰を繰り返し促している。ゴールドマン・サックス・グループはレーバーデー以降、ワクチン接種などの義務付けを全て撤廃するとし、オフィス完全復帰への最後の障害を取り除いた。