米グーグルが報道機関に対価を支払い各社コンテンツを掲載する「ニュースショーケース」の米国での立ち上げが、当初予定から1年近く遅れている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。一部メディアとの協議が行き詰まっているという。ニュースショーケースでは、グーグルニュースなど同社プラットフォームに掲載された情報に関連した記事のパネルに関し、報道機関側が選別や編集を行うことができる。利用者はリンクを通じ報道機関のウェブサイトにアクセスするが、本来なら有料のコンテンツを無料で閲覧できる場合もある。米アルファベット傘下のグーグルは2020年、ニュース配信企業とのパートナーシップで10億ドル(約1440億円)に上る世界規模の投資を実施するとしており、その一環としてニュースショーケースを発表。ドイツやブラジルを皮切りに、現在は18カ国でサービスを展開している。事情に詳しい関係者らによれば、社内では一時、米国内での立ち上げが21年に計画されていた。
グーグル「ニュースショーケース」、米でのサービス開始に遅れ 条件折り合わず
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