イラン戦争が始まってから約2カ月、ホルムズ海峡を通じて供給される石油・液化天然ガス(LNG)の80%以上を受け取るアジア諸国は、エネルギーショックにより特に大きな打撃を受けた。しかし現在、潤沢な備蓄、積極的な省エネ政策、巧みな外交努力を組み合わせることで、アジアの経済大国はこの打撃を乗り越えられている。少なくとも今のところは。これらの国々は、米国やロシアなど、中東に代わるエネルギー調達先を急きょ探したため、スポット市場で高値での調達を余儀なくされることも多かった。韓国などは国内供給を安定させるため、企業が特定の石油化学原料を備蓄することを禁じた。日本は先頃、国が備蓄している医療用手袋5000万枚を、手袋の確保に苦労している医療機関向けに放出すると表明した。
アジア経済大国の「エネルギー危機の乗り越え方」
日中韓などは代替調達先の確保・緊急資金の承認・戦略備蓄の活用で乗り越えている
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