アップルが発表した新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は、一部機種の価格を据え置いたことが評価され、中国で大きな話題を集めている。だが、最重要市場である中国では、国内勢との競争は激しさを増すばかりだ。アジアの熱烈なファンは、カリフォルニア州クパチーノで7日開催された新機種iPhone 14の発表会を見ようと、未明まで寝ずに起きていた。アップルは毎年9月に開催する新製品発表会を利用して全般的な値上げに踏み切ると広く予想されていたが、iPhone 14の標準モデルの価格を約800ドル(約11万5000円)に据え置いた。8日午後時点で、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」では、「iPhone 14」に関する投稿が7億3000万回余り、関連の価格据え置きについても1億2000万回以上の視聴回数を集めた。