ダイヤモンド・オンラインでは、ブランド総合研究所の協力のもと、「SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング2022【全100位・完全版】」を掲載した。
これから4回にわたって、「SDGsへの取り組みの評価が高い企業」を、さらに詳しく業種別に分析した記事をお届けする。
まずは、機械・金属/電機・電子に関する企業の中で、SDGsへの取り組みが消費者から高く評価されている企業を見てみよう。本調査はブランド総合研究所が実施している「第3回企業版SDGs調査2022」において、インターネットを使い全国2万人以上の消費者が、日本の有力企業およびSDGsへの取り組みが熱心な企業260社を評価するもの。
その調査の「SDGsの取り組みの評価が高い業界別ランキング」(※1)から、「機械・金属」「電機・電子」の業種に絞ってランキングを紹介する。
【機械・金属】
トヨタ自動車が3年連続1位
自動車メーカーが上位を独占
機械・金属業界の上位には、自動車メーカーが並んだ。1位のトヨタ自動車は、日本を代表する大企業として関心を集めるだけあって、SDGsにおいても注目度が高い。総合順位でも1位(27.7点)を獲得した。
同業種グループ2位は日産自動車(21.0点)。同社のSDGs評価は前年の19.0点から21.0点と上昇したが、2020年が8.8点だったことと比較すると、この2年間で大きく評価を高めたことがわかる。
SDGsには17の「ゴール」が設定されているが、「SDGsゴール別」(※2)での評価を見ると、トヨタ自動車はSDGsのリーダーとして高い評価を得られ続けている。「8.働きがいも、経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤を作ろう」「12.つくる責任、つかう責任」の各ゴールでの評価が、いずれも260社中で1位となった。