ドナルド・トランプ前大統領が、同氏の邸宅「マールアラーゴ」で押収された文書は、あらかじめ機密指定を解除したものだったと主張していることについて、裁判官らは今週、その主張には限界があり、裏付けとなる証拠を法廷に提出していないと指摘した。トランプ氏は、マールアラーゴに持ち込んだ文書は、自分が機密指定を解除したものだったと数週間にわたり主張している。21日夜に放映されたFOXニュースのインタビューでは、大統領在職中は文書の機密指定を解除する正式なステップは必要はなく、単に解除命令のことを「考えるだけで」それを実行できると述べた。トランプ氏の弁護団は、法廷でトランプ氏よりも慎重な態度を取っている。どのような文書が押収されたのかについての理解がより深まった時点で、機密解除を抗弁に用いる可能性があると述べているが、特定の文書の機密が解除されたとは主張していない。