【ローマ】イタリアで25日に実施された総選挙は、出口調査によると、右派連合が政権を獲得する見通しとなった。ロシアによるウクライナ侵攻を受けたエネルギー危機や欧州の景気減速への対応を未知のリーダーに託した格好となる。  イタリア公共放送RAIの出口調査によれば、極右「イタリアの同胞」が第1党となったため、同党のジョルジャ・メローニ党首が次期首相の最有力候補となっている。同氏が首相に就任するには、右派連合を組む他党からの承認が必要。  出口調査によると、得票率はイタリアの同胞が約24%、右派連合全体では約43%だった。最大のライバルである中道左派の民主党は約19%。