――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  投資家の振る舞いは糖分に飢えた子どものようだ。キャンディーをあげると言われ、大喜びでそれを受け取ったが、また取り上げられて泣き叫ぶはめになる。  今月3日にはそうしたキャンディーが経済に関する少し悪いニュースという形でもたらされた。米供給管理協会(ISM)が発表した製造業景況指数は市場予想をやや下回った。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを落とすとの見方が強まり、債券や株式への買いが殺到した。  このシュガーラッシュ(糖分による興奮状態)は翌4日も続いた。