好きな動物を挙げることは、ほとんどの人にとって、たやすい。しかし、他の種を救うために、どの種の絶滅を許容するか、と問われたらどうだろう。国際自然保護連合(IUCN)によると、4万種以上が絶滅の危機にひんしている。リソースが限られる中、絶滅の危機にある動物のかわいい写真を使った募金メールの裏には、こうした倫理的ジレンマが隠れている。生態学者のレベッカ・ネスビット氏は著書「Tickets for Ark: From Wasps to Whales, How Do We Choose What to Save?(箱舟への切符:スズメバチからクジラまで、救済する生物をどう選ぶか?)」の中で、利用可能な資金とリソースを使用して、いかにして自然保護活動をできる限り効果的なものにするかという問題に向き合っている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のポッドキャストで同氏に話を聞いた。