米労働省が7日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門就業者数は26万3000人増加した。高インフレが経済にのしかかる中、労働市場が徐々に冷めつつある様子を示した。一方、失業率は8月の3.7%から3.5%に低下し、7月に並んで約半世紀ぶりの低水準となった。前年同月に比べた平均時給の伸びは5.0%と、8月の5.2%から鈍化した。雇用拡大を主導した産業はレジャー・ホスピタリティー(8万3000人増)と医療(6万人増)だった。就業者数の増加ペースは堅調さを保っているが、2022年前半の月平均44万人超からは一段と鈍化した。労働参加率は62.3%と、8月の62.4%からわずかに下がった。
9月の米雇用統計、失業率が低下 就業者26.3万人増
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