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東進ハイスクール、河合塾など予備校で英語を教えている筆者は、最近よく聞かれる質問がある。それは「小泉進次郎防衛大臣はコロンビア大学大学院に留学していたというが、彼の英語は上手いのか?」というものだ。SNSでも検証動画が拡散しているし、「上手い」という人も「残念」という人もおり、評価は真っ二つ。今回は政治的見解ではなく、あくまで「英語力」「コミュニケーション力」という観点から、英語のプロとしての視点で斬りこんでみたい。(東進ハイスクール・東進衛星予備校英語講師 土岐田健太)
日本の政治家の英語力は?
日本の政治家の話す英語について。これは授業では触れにくいものの、興味がある方が多いトピックです。
日本の政治家でも、高く評価される英語を話す人がいます。宮澤喜一元総理の英語力は、政界随一と言われてきました。毎日の英字新聞や洋書を読む習慣が生きており、非常に洗練された英語を話されていました。国際的に活躍する日本人のお手本のような存在です。
最近では、岸田文雄元総理も英語が流暢かつユーモアもあることで有名です。こうした先達の蓄積が、日本の政治家の英語力の底上げにつながっていると言えるでしょう。
さて、ここのところよく質問されるのが小泉進次郎氏の英語力についてです。一時物議を醸した“sexy”という表現の時は否定的な意見が多かったものの、英語で話す小泉大臣はむしろ流ちょうでカッコいいと捉える人が多いようです。
なぜ進次郎氏の英語は「うまい」という意見と「そうでもない」という意見で割れることがあるのでしょうか。そして、我々はどのような目で英語力を判断すればいいのでしょうか。できる限り、ニュートラルにフェアな目で、プロ独自の観点から小泉進次郎氏の英語について斬りこんでみたいと思います。







