ウクライナ南部のヘルソン州で、親ロシア派幹部が支配地域の住民に退避を呼びかけている。ウクライナ軍がロシア占領地域の奪還に向けて攻勢を強めているためで、一方のロシアは要塞(ようさい)を築いて前進を食い止めようとしている。親ロシア派幹部の1人は14日、「ヘルソンでの砲撃が何よりも民間人にとって危険なことは明らかだ」と述べた。ダムに対する攻撃で大規模な洪水が発生する可能性にも言及した。ロシア国内の批評家や政府寄りの有力者の間では、新たに数万人の兵士を動員したにもかかわらず、防衛ラインが崩壊しかねないとの懸念が高まっている。兵士らはロシアの拠点を増強し、制圧地の支配を固める目的で配備されていた。
ロシア、ウクライナ南部制圧地の住民に退避呼びかけ
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