――筆者のセス・G・ジョーンズ氏は戦略国際問題研究所(CSIS)国際安全保障プログラムのシニアバイスプレジデント兼ディレクター。近著に「Three Dangerous Men: Russia, China, Iran and the Rise of Irregular Warfare」がある ***  バイデン政権は、中国を米国の主な競争相手として一段と認識するようになっている。最近発表された国家安全保障戦略と、まもなく発表される国家防衛戦略(議会はすでに受け取っている)は、中国が米国に最も大きな脅威をもたらすと結論付けている。だが政府当局者が語っていないことがある。