ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナでの戦争は国内でどれほど支持されているのだろうか。おそらく日を追うごとに支持を失っているだろう。何万人ものロシア人が戦争に動員されるのを逃れるため母国を去った。報道によると、ロシアは現在、前線に送る男性を確保するため、強制動員という最後の手段に出ている。ワシントン・ポスト紙によると、モスクワのビジネスセンターでの強制動員では、リハーサルをしていたミュージシャンや配達中の作業員のほか、歩行に障害のある50代半ばの「非常に酔った」男性も連れて行かれた。モスクワのホームレス施設では先週、数十人の、いわば新兵が連行されたと報じられている。ロシアの目標動員数は30万人だった。プーチン氏は14日、これまで22万人が登録され、すでに1万6000人がわずか数日間の訓練を受けて戦地に配置されていると明らかにした。米シンクタンクの戦争研究所は先週、プーチン氏の声明について「ロシアのメディアや軍事ブロガーに加え、訓練を受けず、完全に無防備な状態で前線に急いで送り込まれ、すでにウクライナ軍に投降したか戦闘で殺害された動員兵たちによる数々の事例報告を裏付けるものだ」とした。