お気に入りのレストランに金曜夜の予約を入れたくても、既に1000人が順番待ちをしているかもしれない。外食需要が拡大しているが、レストランはスタッフ不足や食事提供時間の短縮、飛び込み客の減少への対応に追われている。そうなると必然的に、全米の人気レストランでは予約待ちのリストが長くなるばかりだ。「人々は明らかに、前もって外食の計画を立てるようになった」。ブッキング・ホールディングス傘下のレストラン予約サービス、オープンテーブルのデビー・スー最高経営責任者(CEO)はそう話す。スー氏によると、以前は予約なしの飛び込みで店を訪れていた人たちも、事前に予約したほうがいいと考えるようになっている。オープンテーブルのデータによると、今年上半期の飛び込み客は2019年の同時期から8%減少する一方で、オンライン予約は9%増加した。