米電気自動車(EV)大手テスラが19日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、純利益が33億ドル弱と、過去最高に迫る水準となった。需要鈍化の影響が懸念されていたものの、値上げが奏功した。純利益はファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回り、1-3月期に記録した四半期ベースの過去最高益となる33億ドル超に迫った。売上高は前年同期の約138億ドルから増加し過去最高の215億ドルに達した。ただ、市場予想には届かなかった。市場では金利上昇やリセッション(景気後退)への懸念を背景に、テスラが2022年の生産を50%増やすとする目標を達成できるかどうかについて、悲観的な見方も広がってきた。目標を達成するには10-12月期(第4四半期)に50万台近くを納車する必要がある。これは過去最高の納車台数となった7-9月期の34万3830台を42%上回る水準だ。
テスラ、7-9月期は過去最高益に迫る 生産目標達成への懸念も
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