習近平国家主席が率いる中国では、多くの地域で朝、外出した瞬間から国家による監視と新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための管理が始まる。1日の始まりは、白い防護服を着た職員が行う、政府によって義務付けられたコロナ検査を受けることかもしれない。陰性証明がなければ、オフィスビルや食料品店、公園などの公共スペースに立ち入ることができない。監視カメラが市内のあらゆる通りを監視している。通勤に利用するタクシーでは、乗客はQRコードをスキャンし、人々の動きを追跡する政府のデータベースに情報を送るよう求められる。コーヒーを買いにスターバックスに立ち寄ったときやオフィスへの到着時には、その度にスキャンしなければならない。
中国、深化する監視国家
コロナ禍で国民生活へ深く入り込む
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