ライブ動画で商品を説明しながら販売する「ライブコマース」は米国で大流行するだろうか?数多くの小売業者やブランド、テクノロジー・プラットフォームが、スタートは遅れたものの、その可能性を確信している。テレビ通販のQVCモデルをデジタル時代に適応させたこの手法は、アジア太平洋地域で人気を博し、特に中国で爆発的に流行した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控えて巣ごもり中の消費者に、より直接的につながろうと企業がこぞって取り入れたためだ。米国のマーケティング担当者の間では、ライブコマースによる収益がまだあまり大きくないため、慎重な見方が大勢を占めている。しかし、調査会社のコアサイト・リサーチによると、米国のライブコマースによる収益は2020年の60億ドル(約8990億円)から今年は200億ドルに、2025年には570億ドルにそれぞれ拡大すると予測されている。
ライブコマースで中国に続け 成長見込む米小売り
ブランドやITプラットフォームも食指、エコシステム構築に課題
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