画像共有・メッセージアプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが20日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高の伸びが一段と鈍化した。デジタル広告市場は低迷が続く可能性が高いとの見通しも示した。売上高は11億3000万ドル。前年同期比の伸び率は6%で上場来最低となり、8月時点でスナップが予想していた8%を下回った。売上高は市場予想にわずかに届かなかった。純損益は3億6000万ドルの赤字となったものの、ファクトセットがまとめたアナリスト予想よりも小幅にとどまった。スナップはこの日の投資家向け書簡で、10-12月期(第4四半期)の売上高は現時点で前年同期比約9%増加しているものの、伸び率はゼロになるとの前提に立っていると説明した。アナリストは7%近い伸びを予想している。