米陸軍の若い軍曹、ミッキー・リーブさんはある朝、この立場の兵士として想像もしていなかったことをした。米軍が直面している問題を解決する方法を、米中央軍(CENTCOM、セントコム)を指揮する四つ星の大将に直接進言したのだ。マイケル・エリック・クリラ大将は盗聴される恐れのない会議室の中央に座り、リーブ軍曹が敵の無人機の脅威について語るのを聞きながら、セントコムのマグカップに口をつけた。軍幹部やハイテク企業の重役たちに囲まれていたが、クリラ大将の関心は、この瞬間のために中東から飛んできた、あまり大きな権限を持たないこの緊張し切った兵士に注がれていた。大将はもっと話を聞きたいと思っていた。