「また、あなたから買いたい」と思ってもらえる販売スタッフは、小さな「きほん」を大事にしています。本連載は、1万3000人を売れる販売スタッフに変えた岩倉正枝さんの著書『イラストだけでわかる!接客のきほん』から、お客様の心をつかみ、確実に購入につながるちょっとした秘訣を再構成して紹介します。岩倉さんの伝えていることは、接客のお仕事に限らず、どんなお仕事にも共通する「きほん」と言えます。

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お客様と目が合ったら…

接客 サービス 販売 アパレル ビジネスマナー 営業マナー パート 派遣 バイト 店長 マネジメント 新人研修イラスト:藤井昌子

 お客様と目が合ったら、目礼(もくれい)してアプローチしましょう。

「目礼」とは、目を合わせてから黙って軽くお辞儀をすることです。

 そして、「どうぞごゆっくりごらんください」とお声がけしてみてください。

 お客様があなたと話しているだけで楽しくなるような、豊かでメリハリのある表情を心がけましょう。

 目が合わないお客様は、「声をかけないで」という意思表示かもしれません。

 自由にゆっくりと見たいはずです。ですから、そっとしておいてあげてくださいね。

 それでも観察は続けましょう。

 お客様と目が合ったら、「こんにちは!」などのお声がけを忘れず、目が合わない場合は見守る。このことをいつも心に留めておいてください。

さりげなく見守るとタイミングがわかる

 さりげなくお客様の動きを観察して、「何かお手伝いいたしましょうか」と声をかけましょう。

 さりげなくお客様を観察していると、同じ色あいのトップスばかりを見ているなど、何を探しているのかがわかってきます。

 なんとなくフラッと来店したお客様であれば、ゆっくり見ていただき、興味がありそうな商品の前で少し時間をかけているときに「何かお手伝いいたしましょうか」と声をかけるのがよいでしょう。

「お手伝い」というワードなら嫌な気持ちにはならないからです。

接客 サービス 販売員 アパレル ビジネスマナー 売上アップ岩倉正枝(いわくら・まさえ)
全日空に入社し、VIP専用機の客室乗務員等を務める。結婚退職後、JTB添乗員、海外ブランドショップの販売スタッフ、ビジネスマナー講師等を経て、1999年、販売スタッフ教育・研修やブランドマーケティングを手がけるクレセントアイズを設立し、ラルフ ローレン等の有名ブランドで売り上げアップの成果をあげる。2006年、海外ブランド等の国内ショップへの人材派遣会社を立ち上げ、代表取締役に就任。著書は中国でも翻訳出版され好評を得ている。撮影:板山一三