エジプト政府当局は、第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP27)に合わせて計画されていた抗議活動に関連し、100人以上を拘束した。人権団体などはこれらデモが拡大し、アブデルファタハ・サイード・シシ大統領への抗議につながることへの懸念が政府内で高まっているようだとしている。ニューヨークに本拠を置く非営利団体(NPO)ヒューマン・ライツ・ウォッチは6日、シャルムエルシェイク市内を走るタクシーに監視カメラのネットワークが設置され、どのような客が移動しているか政府がモニタリングしているとも明らかにしている。シシ氏は街頭でのデモ活動について国民に警告。2011年の民主的な蜂起とその2年後に起こった抗議行動が繰り返されれば、国の脆弱(ぜいじゃく)な経済が耐えられないだろうとこれまでに述べている。
エジプト政府、COP27に合わせた抗議活動の取り締まり強化
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