米金融大手ゴールドマン・サックス・グループでは9日、80人がパートナーに昇格した。2018年にデービッド・ソロモン氏が最高経営責任者(CEO)となって以来で最多の人数だ。近年の幹部はパートナー職をかつてほど別格視しなくなっていたが、ソロモン氏は昇格させる人数を減らすなどしてパートナーの魅力回復に努めてきた。ゴールドマンのパートナー昇格人数は、2020年が60人、2018年が69人と、いずれも過去20年で最小規模だった。だが昨年、ゴールドマンは、過去最多のマネジングディレクター(待望の役職であるパートナーの一歩手前)を任命。その際には、2021年に人数を増やした理由の一つとして、資産運用部門とコンシューマー部門への投資方針を受けた人事だと説明していた。