中国はエジプトで開催されている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)に大規模な代表団を派遣しているが、温室効果ガス排出量削減目標引き上げへの要求に屈することはなさそうだ。中国のエネルギー専門家はそう話す。中国は気候変動に関する新たな目標の設定については、米国との協調よりも、独立性を強調したがっているという。中国は、温室効果ガス排出量削減目標が不十分だとして米国など他国から批判を受けている。中国は、新たな目標を設定しなくても、現在の目標以上のことをする可能性がある。同国は電気自動車(EV)の販売と再生可能エネルギー設備の設置で世界をリードしている。また、中国の景気動向次第では排出量の増加を大幅に減速させる可能性がある。
わが道を行く中国の気候変動対策 景気がカギ
COP27で西側の目標引き上げ圧力に屈せず
有料会員限定
あなたにおすすめ