資金繰りに行き詰まった暗号資産(仮想通貨)取引所FTXには、シリコンバレーやウォール街の大物投資家からマネーが殺到していた。彼らはほぼ無条件で20億ドル(約2800億円)近くを投じ、監視役としての取締役ポストも得ていなかった。そして、それが安全な賭けだと宣伝した。  創業3年のFTXは、ピーク時の評価額が320億ドルに達していた。