人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラー、Poche(ポッシュ)さんはTwitterで日々、生きづらさに悩む人に向けて、今よりラクに生きる方法と生きづらさの原因を伝える発信をし、多くの人たちから支持されています。2021年から始めたTwitterは、わずか1年でフォロワー2万人以上を集めました。また、カウンセリング後には「自分に自信を持てるようになった」「人との距離感に悩まなくなった」「自分らしさがわかってきた気がする」など感謝の声がたくさん寄せられています。
ここでは、Poche(ポッシュ)さんの初めての著書『あなたはもう、自分のために生きていい』から、一部を再構成して紹介します。
記憶を手放すのが怖い?
抜け出したいのに
過去の記憶を手放すのが怖いのは
『自分』が空っぽになりそうだからかもしれない。
大丈夫。
『今のあなた』に必要ないものを手放すだけ。
人生は空っぽになんてならない。
恨みを手放しても、耐えて生きたという経験は残る。
これから自分のために生きていく上で、必要なこと。
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忘れても「消えない」ものがあります
嫌な過去を手放す(忘れる)ことが、「それまで頑張ったことがすべて消えてしまいそうで怖い」「これまでの努力が無駄になる気がする」と不安に感じることがあるかもしれません。
でも、そんなことはないのですよ。
これまで頑張ったことは消えないし、あなたの努力が無駄になることはありません。これまで経験したことはすべて、あなたのスキルとして身についています。
あなたのこれまでの経験が、どこでどう生きてくるかは誰にも分かりません。
ただ1つ言えるのは、思いもよらぬところで、思いもよらぬ形で、あなたを助けてくれることもあるのです。
1つ、事例をお話ししますね。