看護師として働いていたけれどパワハラに遭い、やむを得ず休職した人がいます。その後、かねてから夢だったデザイナーに転職しましたが、未経験者は自分のみ。周囲とのスキルの差に落ち込みながらも、看護師として働いていた当時の経験を活かし、コミュニケーションを大切にし、『相手の立場から見たデザイン』を意識することで成功しました。
「この職場で続けられないなら、どこで働いても無理だ!」なんて言われることもありますが、そんなことはありません。3年間で8回の転職を繰り返し、8つめの職場でやっと自分らしく働けた人もいます。
過去を手放すタイミング
時間も体力もお金も、有限です。
だからこそ、何かを手放さなければいけないタイミングがあります。
過去について恨み、怒り、悲しみ、「これでよかったのか」「もっといい方法があったのでは」と考えることは、時間も体力も使います。嫌な記憶を思い出せば、楽しいことを考える時間が奪われます。
嫌な記憶を手放すのは、自分のため。
許すのも、恨みを手放すのも、怒るのをやめるのも、嫌なことをした相手のためではありません。全部「自分のため」でいいのですよ。
だから「あんな人のために時間や体力を使うのはもったいない!」と心から思えた時に、自分のために過去を手放せばいいのです。
誰かに言われて、誰かのために、嫌な過去を手放すと後悔します。
人にはそれぞれ「物事に向き合うタイミング」がありますから。
向き合うための体力、環境、心の準備が必要です。
だから「嫌な過去を手放したほうが、ラクになれそう!」とあなたが心から思った時に、向き合うようにしてくださいね。それがあなたのベストタイミングです。