たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「勉強の心がまえ」だ。

「何をやっても本気になれない人」がたった30秒で変わる方法Photo: Adobe Stock

「本気になれない病」の治し方

 私は勉強法の著者でありながら、実は大学受験に一度失敗しています。そして、その失敗から得た最大の教訓は「本気になることの大切さ」です。

「本気になってやるべきだとわかっている」
「でも、本気になれない」

 そんなあなたにぜひ試してほしいテクニックがあります。それは「30秒勉強法」です。

 これは拙著『逆転合格90日プログラム』でも紹介している勉強法ですが、仕事はもちろん、あらゆることに応用可能です。

「30秒勉強法」とは、「30秒だけ勉強する」という勉強法です。

 私自身の経験から、本気になれない最大の理由は「面倒くさい」からです。勉強もそうですし、仕事に対してでも「本気でやるなんて面倒だ」という気持ちが働いてしまいます。

 もちろん「本気」でやるからには、疲れることは間違いありません。

 だからこそ、30秒だけ、本気で集中してやってみましょう。30秒だけなら、本気でやっても疲れません。

「本気でガツガツやるなんてカッコ悪い」
「本気でチャレンジして、失敗したら、ダサい」

 こう思うかもしれませんが、30秒だけであれば、カッコ悪いこともないですし、失敗することもありません。むしろ、まったく行動しないことのほうが「失敗」です。

 30秒、勉強・仕事をしたら、もう勉強をやめてもいいですし、31秒目からは、ダラダラと仕事をしてもOKです。そして30秒に慣れたら、1時間、2時間と伸ばしてみましょう。

 そして最終的には、「今日1日だけ」全力で勉強・仕事をしてみましょう。毎日、明日のことを考える必要はありません。

「今日、1日だけ」
「今、ここだけ」

 1日を戦い抜いた後は、布団の中でゆっくりと眠りにつきます。うとうとしながら、きっと心の中の小さな自分が、あなたを祝福してくれます。

 今日だけでもかまいません。30秒だけ、本気でやってみましょう!