米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(2019年死亡)に性的暴行を受けたと訴えていた女性らが、ドイツ銀行と米JPモルガン・チェースを提訴したことが明らかになった。両行が元被告の性的搾取を手助けし、危険な兆候を無視したと主張している。原告らは24日、ニューヨークの米連邦裁判所で2件の訴訟を起こした。どちらも多くの被害女性の代理人を務めた弁護士が担当しており、集団訴訟とすることを目指し、金額を示さず賠償を求めている。ドイツ銀とJPモルガンの広報担当者は今のところコメントに応じていない。訴状によると、JPモルガンを提訴した原告女性はニューヨーク在住の元バレエダンサーで、別の若い女性から誘われたのをきっかけに2006~13年にエプスタイン元被告から性的暴行を受けた。エプスタイン元被告はJPモルガンから多額の現金を引き出し、性行為の対価としてこの女性らに現金を支払っていたという。
ドイツ銀とJPモルガンを提訴 米富豪の性被害女性ら
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