天然ガス生産は、数年ぶりの高水準にある価格のおかげで、ほぼどこでも採算が取れるようになった。だが企業が排出ガス削減に取り組み、廃棄物発電プロジェクトへの新たな税優遇措置が導入されたことで、ガス抽出による利益が最も大きい場所の一つはごみ処分場となっている。「キーストーンごみ埋め立て地」の西側斜面にはパイプや分離膜、コンプレッサーが密集している。腐ったゴミの山から発生するガスを取り出し、メタンガスを他のガスから分離してペンシルベニア州北東部の天然ガス供給網へと送り込むためだ。このガスプラントは「プロジェクト・アッサイ」と呼ばれ、ごみを資源とするガス施設としては最大規模。毎日6万5000世帯以上に供給できるだけのガスを生産している。運営する再生可能天然ガス生産企業アーキア・エナジーが、国内各地の埋め立て地に設置を進めているガスプラントのモデルだ。
天然ガス、掘り当てた大鉱脈は「ごみ処分場」
埋め立て地で発生するガスを燃料に エネルギー企業が熱視線
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