今年受けたものは、翌年にもち越さず、年内のうちにお返しすることがベストです。

とはいえ、難しい場合には、初詣のときにお返しても問題はありません。

正しい返し方

神社で受けたお神札や、縁起物の効力は基本的には1年が目安ですから、年末には、感謝とともに、受けた神社に納めるのが基本です。

ただし、手に入れた神社が旅先で遠いなど、返納が難しい場合は、近所の神社にお戻ししてもかまいません。

現在はお焚き上げの郵送サービスを行っている神社などもありますから、調べてみてくださいね。

以前の記事でご紹介したように、お守りに有効期限はありません。気に入っているものや、願掛けをしているもの、持ち始めてから「いいことが起こる」と実感しているものなどを1年経ったからといって手放す必要はなく、持ち続けて大丈夫です。

また、初詣の際にお神札を求める方も多いですが、12月に大掃除をする際、神棚などもきれいにし、新しいお神札と入れ替えて新年を迎えるほうが慌ただしい年末年始を穏やかに迎えられます。破魔矢や、新年の干支の置物なども神社によっては12月中から受けられます。

来年のことを考えると、年始の初詣にばかり意識が向きがちですが、むしろ、年末にきちんと感謝をお伝えし、厄落としをすることの方が、着実に来年の運気を底上げしてくれます。

今年も残すところあと少し。これを見たら、ぜひ神社に足を運んでみてくださいね!

『旬のカレンダー』では、普段の生活のなかの、衣食住にまつわる「これやりたかったのに、もう過ぎてる!」「もっと早く知っていれば!」と思うようなことを400個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、旬のものを味わい、年中行事をたのしむことは、慌ただしい日々のなか、少し立ち止まって心を落ち着けてくれるだけでなく、開運にもつながります。行うだけで開運につながる年中行事のほか、季節料理、旬の野菜、魚、菓子、花、など、暮らしと心を豊かにしてくれる様々なことを紹介しています。参考にしてみてくださいね。