大ヒットしたチェロキーの“後継モデル”
ジープブランドのセールスが好調だ。2022年度上半期の輸入車新規登録台数(JAIA調べ)でも第9位と、ベスト10圏内にいる。現在、日本国内で販売されているモデルバリエーションは、一番コンパクトな「レネゲード」、続いて「コンパス」、ジープの看板モデルである「ラングラー」、そのトラック版である「グラディエーター」、そしてフラッグシップモデルの「グランドチェロキー」となっている。
ジープに少し詳しい人ならば、むかし大ヒットしたチェロキーの名を覚えているかもしれないが、実は数年前に生産が終了している。そのあとを継ぐかたちで日本に上陸したのが新型「コマンダー」だ。サイズとしてはコンパスとグランドチェロキーのあいだに位置するもので、最大の特徴は3列シート7人乗りであること。
エクステリアデザインは、グランドチェロキーにも似たスクエアでクリーンな印象を受けるもの。フロントマスクは、ジープのアイデンティティーである7スロットグリルとLEDヘッドランプが一体化することで構成されている。このヘッドランプには、前走車や対向車の有無を検知してロービームとハイビームを自動で切り替えるオートハイビームが備わっている。