ジョー・バイデン米大統領がアフリカ各国の首脳を招いて行った会議は、アフリカで影響力を得ようとする米国の取り組みの一環だ。米国の長年の友好国であるウガンダでは今年に入ってロシアの影響力が一段と高まっており、米国の取り組みが難航しそうな兆しが表れている。ロシアのウクライナ侵攻直後にウガンダ防衛省で開かれた会議で、ロシアのブラドレン・セミボロス駐ウガンダ大使と同大使館のイデオロギー担当トップを務めるエフゲニー・カラシニコフ氏は、ウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領率いる政府の高官に対し、同国の主要な外国ニュース源である西側メディアが、ロシアの行動を過度に否定的に報じていると語った。会議に出席した複数のウガンダ高官が明らかにした。