『あなたはもう、自分のために生きていい』の著者であるPoche(ポッシュ)さんは、人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラーです。2021年から始めたTwitterでは、日々、生きづらさに悩む人に向けて、今よりラクに生きる方法と生きづらさの原因を伝える発信をし、わずか1年でフォロワー2万人以上を集めました。また、カウンセリング後には「自分に自信を持てるようになった」「人との距離感に悩まなくなった」「自分らしさがわかってきた気がする」など感謝の声がたくさん寄せられています。
そんなPoche(ポッシュ)さんに、「すべては自分のせい」と責め続けてきて傷ついてしまった心を軽くして、少しでも生きやすくなるためのヒントを紹介してもらいます。
(※本稿は特別な書き下ろしです)
家庭環境の子どもへの影響とは?
「大人になってまだそんなこと言ってるの?」
と呆れられることがあるかもしれないが
家庭環境は大人になっても影響を与える。
子どもが最初に所属する社会が「家族」。
家族の中の自分の在り方が世の中に出た時の自分にリンクする。
家族を信じられなければ
世の中の人も信じられなくなりやすい。
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生育環境の影響は思いのほか大きい
人にはそれぞれ「生まれ持った性格(気質)」がありますが、どのような環境で育つかが与える影響は、あなたの想像以上に大きなものです。
例えば、親に管理されすぎていたり、「ああしなさい」「こうしなさい」と親の言うことが絶対の環境で育ったりすると、人生が戦いになりやすいことが分かっています。
「人に指示されるのが大嫌い」のワケ
子どもの頃に親から支配されすぎている場合、他人から受ける「支配に似たもの」に敏感に反応します。その結果、他人からの指示や指摘が極端に嫌いになります。常に誰かと頭の中で戦うようになるので、とにかく疲れてしまいます。