ジョナサン・ジョーンズさんのギャンブル依存は、小学5年生のときに遊んだビデオゲームにさかのぼる。
昼食代を使うか親から少額を盗んでゲーム用のギフトカードを購入し、バーチャルなルーレット盤を回してアイテムを集め、ゲームに勝つために利用していた。何度もそれを繰り返すうちに強迫観念になっていったという。
ジョーンズさんは20歳になるまでに、ビデオゲームに4万ドル(約550万円)近くを費やし、依存症者のための宿泊型治療プログラムに参加した。
カウンセラーやセラピスト、依存症の専門家によると、ゲームやギャンブルの問題は若い男性の間で表面化しており、10代の少年でも増えている。その原因として、新型コロナウイルスの流行によりオンラインで過ごす時間が増えたこと、スポーツ賭博を合法化する州が増加していること、ビデオゲームにギャンブルに似た要素が増えていることが挙げられている。