株式ポートフォリオを確認するとき、今後は目にする数字が増えることを覚悟すべきだ。
米規制当局は先週、一部の株式の呼び値を1セント(0.01ドル)の10分の1という細かい刻み幅にする提案を明らかにした。例えば、米ウーバー・テクノロジーズの株価が現在26.20ドルだとすれば、この提案によって26.204ドルのような株価になる道が開かれる。
アップルやウォルト・ディズニーなど人気の投資先をはじめとする数千の銘柄が、この変更の影響を受けるかもしれない。米証券取引委員会(SEC)が示した「ティックサイズ(呼び値の刻み)」を小さくする計画は、今後SEC委員らによる最終承認が必要で、実施までに何年もかかる可能性がある。
米国株の刻み幅縮小を大々的に打ち出すのは二十数年ぶりだ。14日に発表された新たな計画は、小口投資家のコスト削減を目的として示された提案パッケージの一部だ。