『あなたはもう、自分のために生きていい』の著者、Poche(ポッシュ)さんは、人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラーとして活動しています。現在、予約が数ヵ月待ちというPoche(ポッシュ)さんのカウンセリングには、「自分に自信を持てるようになった」「人との距離感に悩まなくなった」「自分らしさがわかってきた気がする」など感謝の声が続々と寄せられています。
ここでは「すべては自分のせい」と責め続けてきて傷ついてしまった心を軽くして、今ある生きづらさが少しでもラクになるヒントを教えてもらいます。
(※本稿は特別な書き下ろしです)
その「疲れ」の原因がわからない…
「何もしていないのに、疲れた」
と落ち込むことがある。
でも行動だけが「疲れ」につながるわけではない。
寝ていたとしても
やらなきゃいけないことができなくても
ボーッとしていても
スマホを見ていただけでも疲れることはある。
不安や考えごとがあると
行動する以上にエネルギーを使うから。
* * *
疲れには意外な原因もある
実は、「何もしていないのに疲れる」ということはないのですよ。
これまでの疲れが出てきたのかもしれないし、何もできないほど疲れがたまっていたのかもしれないし、何もできないほど「考えること」にエネルギーを使っているのかもしれません。
「疲れた」と思う時点で、あなたは何かを頑張ったはず。
「疲れた」と思えるのは、あなたが今を生きているからです。
「できた」を認めていい
家事も仕事も育児も介護も、何ひとつするのが当たり前のものはありません。
「最低限の家事しかできていない」と落ち込む人もいますが、「最低限の家事は“している”」ということです。
「○○しかできていない」ということは、「○○はできた」ということ。できていないことを指摘するだけでなくて、できたところも認めてあげてくださいね。