ジャネット・イエレン米財務長官が2022年12月、ジョー・バイデン大統領に留任の意向を伝え、バイデン氏がそれを歓迎していたことが、複数のホワイトハウス関係者の話で明らかになった。イエレン氏の去就を巡り臆測が広がっていた。これらの関係者によると、両氏の間でこうした会話がなされた背景には、政権内でイエレン氏の退任についてうわさが広がっていたことなどがある。イエレン氏と側近らは数カ月前から公式の場で同氏の留任の意向を明らかにしていたが、イエレン氏はこの非公式の協議でバイデン氏に意向を伝え、バイデン氏はそれを喜んだという。複数のホワイトハウス関係者によると、バイデン氏は経済政策の経験が豊富な人物に引き続き財務長官を担ってほしいと考えている。12月の両氏の会話については、ブルームバーグ・ニュースが先に報じていた。財務省の報道官はコメントを控えた。