米ネットフリックスは、一部のスタッフが他の従業員の給与情報を閲覧できる権限を制限している。関係筋が明らかにした。かなり前から従業員に異例の透明性を提供してきた企業にとって大きな転換だ。同社では何年も前から、ディレクターレベルの幹部は同僚の報酬を調べることが可能だった。だが昨年後半、それができないようにしたという。ディレクターは、経営幹部と副社長の下の肩書を持つシニアマネジャー。ネットフリックスのリード・ヘイスティングス共同最高経営責任者(CEO)は長い間、同社の文化にとって重要なものとして透明性を支持してきた。同氏は企業文化や事業慣行についての2020年の著書『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』で、従業員にとって透明性は、従業員が責任ある行動をとるとわれわれがどれだけ信頼しているかを示す最大のシンボルになったと記した。
ネットフリックス、同僚の給与情報へのアクセス制限
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