米電気自動車(EV)大手のテスラは7億7500万ドル(約1027億円)超を投じてテキサス州オースティン近郊のEV工場の拡張を検討している。米金融業界が同社製EVの需要に懸念を示す中、同社が生産拡大の野心を捨てていないことを示している。テキサス州の規制当局への届け出によると、新しいインフラ建設は早ければ1月中にも始まる可能性がある。テキサス州認可・規制局に今週提出された登録書類には、バッテリーの生産・試験施設やその他のEV製造関連項目について説明が記されている。テスラは同州でクロスオーバー「モデルY」を生産しており、年内に同工場で「サイバートラック」として知られるピックアップトラックの生産を開始するとしている。同社によると、同工場の生産能力は現在、年間25万台超。