日本の新たな国家防衛戦略は、アジアが第2次世界大戦以降で最も厳しい安全保障環境に直面していると警告している。日米は中国を抑止するために協力しなければならず、同盟に亀裂が生じれば、中国を利することになろう。このため、日本の刑務所に収監された米海軍大尉を帰国させて、拡大しつつある対立を修復するために日本政府の支援を求めることには価値がある。リッジ・アルコニス大尉は、横須賀基地を拠点とする誘導ミサイル駆逐艦「ベンフォールド」に配属されていた。同大尉は2021年5月、富士山への家族旅行からの帰路で運転中に意識を失った。その結果起きた衝突事故で2人の日本人が死亡した。薬物やアルコールが関与していたとの主張は誰もしていない。アルコニス大尉はモルモン教徒で、酒を飲まず、妻と幼い子どもたちは白昼に車内にいた。一家の代理人ジョナサン・フランクス氏によると、海軍の神経科医はアルコニス大尉が急性高山病にかかっていたと述べたという。