実績豊富なジャーナリストでありながら、優れたパフォーマンスコーチ(C.S.C.S.)としても知られているマイロ・ブライアント。50代に突入したブライアントですが、著書『40歳を超えてもあきらめない』の中で、「成熟」してなおアクティブなライフスタイルを維持するためのロードマップを示しています。
自身、ハードなトレーニングを続けることで体力を取り戻し、さらにいつでも思いのままに動く身体をつくり上げたというブライアント。そのメソッドに学び、屈強な40歳オーバーを目指しましょう。私たちはもう、親世代とは異なる時代に生きているのですから。
40歳オーバーの男性が、「股関節の柔軟性」と「関節の可動域」を高めるべき重要性とメリット
関節の可動域が大きければそれだけ効率的に動く…というのが、複雑な構造を持つ人体の特徴と言っていいでしょう。加齢を重ねる中で、関節の可動域の大小がますます重要な意味を増していくのです。40代を過ぎたあたりから関節をフルに使う機会が減少しがちとなり、そのため動作が緩慢(かんまん)に鈍くなっていってしまう傾向にあるのです。
回数・セット数は:
人生のあれこれに意識を奪われ、トレーニングに集中できないときもあるでしょう。ですが、今回ご紹介する『ブレッツェル(Brettzel)』(または「プレッツェル」)と呼ばれている「全身ストレッチ」であれば、週に2、3回(2セットずつ、15秒ほどのストレッチを左右4回ずつですので1日およそ2分間)行うことでその効果が期待できるので、40歳以上の多忙な人々にも無理なく続けることができるであろう全身運動と言えます。