ジョー・バイデン米大統領の自宅と事務所で機密文書が発見された問題で、メリック・ガーランド司法長官は12日、この件を捜査する特別検察官にトランプ前政権で連邦検事を務めたロバート・ハー氏を任命した。バイデン氏の弁護士は、副大統領時代のものとみられる機密文書をデラウェア州ウィルミントンの同氏自宅と首都ワシントンのシンクタンクの事務所で側近が見つけたことを明らかにしていた。これで現任の特別検察官が3人になり、うち2人が大統領と大統領の政敵の行為を捜査するという異例の事態になった。ハー氏は連邦検事として長年の経験がある。トランプ前政権時代にはメリーランド州連邦検事と司法副長官の側近を務めた。故ウィリアム・レンキスト連邦最高裁判所長官の助手だったこともあり、多数の金融詐欺・汚職事件を手掛けた。
バイデン氏の機密文書問題、司法省は特別検察官任命
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