米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ鈍化を示す新たなデータが発表されたことを受け、1月31日~2月1日の会合で利上げ幅を0.25ポイントに縮小する方向だ。米労働省が12日発表した2022年12月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%低下。エネルギー価格の下落が全体を下押しした。前年同月比では伸びは6.5%となり、昨年6月に付けた直近ピークの9.1%から低下した。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアのCPIの伸びは前月比で0.3%だった。前年同月比では5.7%で、9月の6.6%から低下した。コアのインフレ率は3カ月の年率換算では3.1%となり、1年以上ぶりの低水準に落ち着いた。6月は7.9%だった。