米司法省は、ジョー・バイデン大統領やドナルド・トランプ前大統領が保管していた機密文書の公表されていない部分を上院情報委員会と共有することに難色を示している。同委員会の議員らに提出すれば、現在も続いている捜査に支障が生じる可能性があると伝えた。情報委員会に所属する民主・共和両党の議員らはバイデン政権に対し、バイデン氏やトランプ氏の自宅などで発見された機密文書を提出するよう求めている。だが情報機関の当局者らは機密文書の発見を検証するために特別検察官が指名された点に触れ、これまでは要求を拒否している。司法省の議会担当局のトップ、カルロス・ウリアルテ氏は、上院情報委員長や副委員長などに28日に送付した書簡で、継続中の捜査に関する非公開情報を開示すれば法律上の義務や裁判所命令に違反する可能性があるなどと述べた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)では書簡の内容を確認している。
バイデン氏とトランプ氏保管の機密文書、司法省は共有に難色
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