【ワシントン】米司法省は、ジョー・バイデン大統領やドナルド・トランプ前大統領が保管していた機密文書の公表されていない部分を上院情報委員会と共有することに難色を示している。同委員会の議員らに提出すれば、現在も続いている捜査に支障が生じる可能性があると伝えた。  情報委員会に所属する民主・共和両党の議員らはバイデン政権に対し、バイデン氏やトランプ氏の自宅などで発見された機密文書を提出するよう求めている。だが情報機関の当局者らは機密文書の発見を検証するために特別検察官が指名された点に触れ、これまでは要求を拒否している。