バイデン米政権は1日、クレジットカードの支払い延滞手数料を引き下げる規制案を発表した。カードを発行する金融機関からは反対の声が上がっている。米消費者金融保護局(CFPB)がまとめた規制案では、カードの支払いが延滞した場合の手数料を現行の最大41ドル(約5300円)から8ドルに引き下げるよう求める。現行水準は多くの場合、カード発行会社が延滞金を回収するコストをはるかに上回っているという。意見を公募した上で、来年までの導入を目指す。業界関係者は、こうした規制は逆効果で、支払い延滞を思いとどまらせるほど手数料が高くなければ延滞の増加につながると指摘した。バイデン政権はこのほか、米アップルと米アルファベット傘下グーグルに対し、アプリストアの制限を緩和して他社がアプリ市場に参入しやすくするよう求めた。
バイデン政権、クレジットカード延滞手数料の引き下げ案を発表
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