【YouTube75万人、Twitter60万人、Instagram20万人】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました!
テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。
本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。(2023年2月13日にタイトルを修正しました)
【みんなの悩み】
保育園を選ぶコツってありますか?
子どもに関する事件がいろいろあるので心配です。いい保育園を見極めるにはどうすればいいですか?
【てぃ先生の答え】
保育士が幸せそうかどうかだけ
よい保育園の条件って、一般的にいろいろ言われていると思います。たとえば園庭が広いとか、食育があるとか、教育にも力を入れているとか。
でも、本当に大事なことはじつはたったひとつで、それは「先生たちに余裕がある」ということです。
パンフレットやホームページにどんなにいいことが書いてあっても、そこにいる保育士が忙しすぎて余裕がないと実行できませんし、安全に関する決まりがあってもすっ飛ばしてしまうこともあり得ます。
見極めのポイントのひとつは、行事の内容と頻度に無理がないかどうか
では、先生たちに余裕があるかをどうやって見極めたらいいかですが、大きなポイントのひとつになるのは、行事の内容と頻度です。もしかしたら行事が豪華で回数も多ければ、ママパパはうれしいかもしれません。
しかし、その裏では保育士たちが休憩を削ったり、サービス残業をしたり、家に仕事を持ち帰ったりしている可能性があります。
保育園でいちばん大切なことは、子どもたちが安心・安全に過ごすこと。これ以上のことはありません。ですが、保育士たちが過酷な労働環境にいると、つねに行事に追われて精神的な余裕がなくなり、適切な保育を行えないケースが出てきます。ほかにも要素はたくさんありますが、まずは行事をしっかり確認してみましょう。
もちろん、保育士の人数や業務に十分なゆとりがあって、そのうえで素晴らしい行事をしているのであればなんの問題もありません。
しかし、現実的にそんなゆとりのある保育園がどれだけあるでしょうか? 2022年の終わりごろから連日のように発覚している不適切な保育の実態を見れば明らかです。
行事以上に大事なのは、子ども一人ひとりが夢中になって好きなことを伸ばしていくこと
行事もいいですが、子ども一人ひとりが好きなことに夢中になって、それを伸ばしていくほうが成長のためには大事なこと。
運動会で0歳児が訳もわからず「はいはいレース」に出ることや、お遊戯会で披露するために、1歳児が泣きながら大好きな遊びを中断してまでダンスを練習することに何の意味があるのでしょうか。
見栄えのいい行事だけに注目せず、ふだんのありのままの子どもの姿を大切にしていきましょう。
本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。(次回へ続く)